「ただいまー!」と言いたくなるような懐かしさと新築の快適さを併せもった民泊施設「ミロクハウス」。今回ご縁をいただいて、母と2人で宿泊体験させていただきました。美郷町にあるミロクハウスまでのアクセスや宿泊施設の全貌などをまとめていきます!
動画で観たい方はYouTubeでどうぞ。
秋田県美郷町へのアクセス
まず各都道府県から秋田県までは車・電車・新幹線・飛行機などで行くことができます。足腰に自信がある方は徒歩や自転車でも?
飛行機の場合
秋田空港に降り立ってから美郷町までのアクセスはレンタカーが便利もしくは空港リムジンバス+電車(新幹線)+羽後交通のバスで移動が可能です。
公共交通機関を使う場合の最短ルートは…
①空港リムジンバスで秋田空港から秋田駅
②秋田新幹線で秋田駅から大曲(おおまがり)駅
③羽後交通のバス「横手・大曲線」で大曲バスターミナルから六郷米町(ろくごうこめまち)
六郷米町のバス停からミロクハウスには徒歩5秒くらいで到着できます。
※大曲駅から大曲バスターミナルまで少し距離があるので、乗り遅れないようにご注意ください。
新幹線の場合
秋田新幹線こまちで大曲駅まで移動します。そのあとは、大曲バスターミナルから羽後交通のバスで横手・大曲線に乗り、停車場「六郷米町」で降りれば、ミロクハウスはほぼ目の前です。
ミロクハウスのマップをご確認くださいませ。
豊富な水源に恵まれる美郷町六郷地区
美郷町六郷地区といえば「名水百選」に選ばれるほど、きれいな水に恵まれた地域です。蛇口をひねると、なんと天然水が出てきます!上水道がないため、美味しい水が無料で飲めてしまうのです。
◆六郷湧水群は
昭和60年 環境庁の「名水百選」
美郷町役場ホームページより
平成 7 年 国土庁の「水の里百選」
林野庁の「水源の森百選」
平成12年 建設大臣の「甦る水百選」
平成14年 読売新聞社「遊歩百選」
に認定されています。
私はこの地域で生まれ育ったので、初めて他の町で水道水を飲んだときに、その味とにおいの違いに衝撃を覚えました。東京などの都会では飲み水を買う人がいることも分かり、美味しい水を無料で飲んできた私は「この町は普通じゃないんだな」と気が付くのです。
浄水器を通さなくても、甘みを感じるくらい美味しい水を飲むことができる町。そんな豊かな水源がある町は世界的にも珍しいそうです。住人にとっては当たり前すぎて、その素晴らしさになかなか気が付かないですね。
ミロクハウスのオーナー・鈴木康子さんは、六郷地区の水源に魅力を感じて、この町に民泊施設をオープンすることに決めたそうです。水道から出る天然水をミロクハウスで飲むこともできますが、六郷地区ではコンコンと湧く清水(しみず)で湧き水を飲むことも可能です。ミロクハウスに泊まったら、ぜひ六郷の清水めぐりも楽しんでくださいね。
ミロクハウスの魅力とは?
「ミロク」という名前を聞いたとき、真っ先に浮かんだのは「菩薩…?」。しかし、ミロクハウスの名前の由来を聞いてびっくり仰天。美郷町(み・さとちょう)六郷(ろく・ごう)という地名からとったそうです。そのまんまだった…
このネーミングからもわかる通り、とっても”六郷推し”のオーナー・鈴木さんが手掛けるミロクハウス。一体どんな施設なのか、写真とともにご紹介していきます!
玄関&駐車場
まずはエントランスからご紹介。施設前には車が3台停められるほどの広々とした駐車場があります。冬は水が出ていて、消雪もバッチリ。
玄関部分は今後お店やカフェスペースになっていくそうです。どんなお店になるのか楽しみです♪
キッチン
白と木目を基調としたキッチンスペースは、清潔感があって広々解放的。シンクが2つもあるので、複数人でもゆったりとお料理できそうです。
おしゃれなスツールに腰かけて、アイランドキッチンでちょい飲みも良いですね。六郷でお友達をたくさん作ってワイワイできたら楽しそう♡
業務用冷蔵庫の上には賢そうなオーブンレンジ、パナソニックのスチームオーブン「ヘルシオ」がありました。エントランス部分はカフェなどお店になるらしいので、そのときにも使えるようにとのことです。
もちろん宿泊者が使える冷蔵庫もこの通り。存在感たっぷりの大きな冷蔵庫があるので、大人数の食材も余裕で収納できそうです。
調理台の上には手元を照らしてくれるオシャレなライト。その上部には明かりが入る窓があり、チラチラと舞う雪が見えます。
様々な大きさの鍋やボウル、スケールなど。調理器具が充実しているので、スイーツ作りも楽しめそうです。
大きな土鍋と炊飯器もありました。これできりたんぽ鍋作りもできるぞ!
シンガポール移住歴のあるオーナー・鈴木さん。キッチンにはシンガポールの有名ホテル・ラッフルズのマグカップがあり、秋田でもシンガポールの風を感じることができました♡ちなみにマグカップの後ろに映っているコーヒーはフリーだそうです!ありがたい…。
リビング
続いてオシャレなリビングをご紹介します。高~い天井が解放的で、ゆったりと寛ぐことができます。新築なのに、初めて来たのに…、なぜか懐かしさを感じるのは、この空間づくりに秘密があるのでしょうか。
リビングの端は畳のスペースに座布団、障子、提灯(ちょうちん)のようなペンダントライトがあり、和を感じさせてくれます。この一角は特にホッとする空間でした。和室になじみがない方にとっては、逆に新鮮でエキサイティングかもしれないですね。ぜひ、食後にこの畳でゴロゴロしてみてください。きっとたまらない心地良さを味わえるはずです。
キッチンとリビングには隔てるものがなく、ひとつの広ーいリビング・ダイニング・キッチンという印象です。リビングは靴を脱いで上がるスタイルで、昔の日本家屋のようです。リビングとキッチンを行き来できるように、サンダルが大量に用意されています。滞在中は自分の靴は休ませておき、サンダルで楽々移動できました。
こちらは天井部分の写真。新築なので基本的には新しい資材が使われているのですが、この梁のようにところどころ古い木材が利用されています。こういった部分も懐かしさを感じさせるポイントなのでしょうか。味がありますね。古民家風に新築で建てられたのには、オーナー・鈴木さんのこだわりがありました。
天井の写真にもある通り、ミロクハウスの暖房設備はなんとエアコンです。秋田生まれ秋田育ちの私にとっては、雪国生活でエアコンなんて…正直考えられません!ありえません!絶対寒い!そう思っていたのですが、一晩過ごしてビックリ。寒くないんです。しかも22度設定。(この日の気温は氷点下でした)
古民家の雰囲気はもちろん魅力的ですが、寒い冬の秋田を越すには断熱が難しい。そう感じられた鈴木さんは、新築で断熱性の高い建物を造ることに決めたそうです。ミロクハウスのきめ細やかなこだわりに驚かされ、終始口がポカンと開いていた私なのでした。
ランドリースペース
大きな洗濯機の容量はなんと12Kg!家族や仲間たちと泊まっても余裕でお洗濯できますね。物干しスタンドも大型のものがありましたよ。
トイレ
広々としていて清潔感のあるお手洗い。上部に小窓があることで、さらに解放感を与えてくれますね。
バスルーム
バスルーム横の脱衣所&洗面台スペース。洗面台の引き出しの中にドライヤーなどが入っています。
オーナー・鈴木さんご自慢のバスルームは開けてビックリ!!浴槽デカい。洗い場広い。なにやらハイテクなボタンがある。
栓を閉じて自動お湯はりのボタンを押すだけでぽかぽかお風呂が完成。44℃とちょっと熱めの設定になっていましたが、その理由はこの後に。
浴槽脇の左側にある「酸素美泡湯」ボタンを押してみます。すると…
お!?雲のようなモクモクが出現!!
ボタンを押してから30秒ほど、あっという間にお風呂のお湯全体が白濁してしまいました!この白いものは一体何かというと、酸素を含んだミクロなバブルです。きめ細かな泡によって、まるで入浴剤を入れたようななめらかな肌触りのお湯に変化していきました。ジャグジーのようにブクブクとした刺激はなく、ゆったりと浸かることができますよ。
このバブルを出しているとお風呂がややぬるく感じるようです。少し高めの温度設定にしたのにはそんな理由があったのですね。酸素美泡湯モードでも44℃設定ならぽっかぽかです。
この酸素を含んだミクロの泡は、通常の湯船よりも洗浄力が高いらしく、ボディソープが要らないくらいと言われています。さらに「湯冷めしにくい」「お肌の潤いを保つ」などの嬉しい使用感が期待できるそうです。このお風呂は正直テンション爆上がりでした!
和室
しゅわしゅわの酸素美泡湯でスッキリしたら、寝る準備!今回は10畳の和室をお借りしました。新しい畳が気持ちいい。荷物は床の間や廊下に置くことができます。
個人的に嬉しかったのは電源が多いことです。延長コードも利用できるので、自分の使いやすいように空間を作ることができます。
お布団はふっかふかでモッコモコ♡氷点下の寒い夜でもあたたかく過ごすことができました。もちろんこちらのお部屋もエアコン完備です。
まだまだ進化していくミロクハウス
2023年春オープン予定のゲストハウス・ミロクハウスの滞在レポートをお届けしました。宿泊施設としては十分すぎるくらい魅力満載なのですが、ミロクハウスはこれからもどんどんパワーアップしていくようです!
完成イメージ図をチラ見させていただきましたが、松や桜などが植えられた日本庭園のようなお庭や藍染工房を造るというワクワクする計画があるようです♡宿泊体験だけでなく、ショップやカフェ、藍染め体験などのワークショップができることで、美郷町がさらに盛り上がりそうですね。私も美郷町出身者として、一緒に盛り上げていきたいです!
ミロクハウスの情報は各種SNSをフォローして楽しみにお待ちください♡
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