私がヒプノセラピーを知ったきっかけは2020年10月。
当時東京でマッサージセラピストの仕事をしていた私は、さらなる成長のためにマッサージスクールに通うようになった。とっても素敵な先生ばかりで、授業内容も興味深くて、良いスクールを見つけたなと思っていたんだけど…
ある日スクールの帰り道、突然悲しくなって、家に帰りたくなくて、東京タワー近くに寄り道し、泣きながら歩いていたやりたいことをやっているつもりなのに、なんでこんなに虚しくて悲しい感情になるんだろう
泣きながらもどうにか自宅に帰った私は、いつもの逃亡癖を発揮し✨笑
「明日旅に出よう!」と決意。この時点で21時。
なんとなく決めた沖縄の離島2泊3日の旅へ、翌日6時頃に出発することにした。
旅の間はずーっとモヤモヤしていて、素晴らしい景色を観ても、美味しいものを食べても、面白い人と出会っても、どこか心がスカスカ。そしてあっという間に最終日。
心癒えたのかもよく分からないまま、宿の受付のおじさまにバス停まで送ってもらうことになった。
車内ではおじさまとお喋り。
「ひとりで来たんですか?」
「はい。こんなリゾート地にひとりで来る人なんていないですよね?」
「…結構いますよ。病んだ人とか。」
(ドキッ。まさに。)
「僕もね、他県で自営やってたんですけど、働きすぎて疲れちゃってこの島に移住してきたんですよ。」
「えー!そうなんですね」
「自営やってたときはそれなりに稼いでたんだけど、心の余裕がなくなってしんどくなっちゃったんです。『ヒプノセラピー』って知ってますか?」
「初めて聞きました」
「昔テレビ番組の『アンビリバボー』で特集があったんですけどね、催眠療法なんですよ。それやってもらったらすごい楽になって。
この島に来たら、みんなゆる〜く生きてますよ。貯金なんかしなくても、今生きていけるだけのお金があればいいから、アルバイトで十分。時間の使い方が変わりました」
「へ〜良いですね!」
「じゃあここに移住しちゃえば!?」
なんて会話を最後にして、東京に戻ったんです。
それから約半年後、その離島ではなく、秋田にUターン移住。
家族に対してモヤモヤした気持ちがあるまま同居をスタートさせたため、ケンカもしばしば…
このまま一緒に住むなんて辛い!
そう感じていたとき、ふとヒプノセラピーの話を思い出したんです。
それからヒプノを受けられるサロンを探して相談に行きました。
カウンセリングからワンワン泣いて
幼少期のことをほじくり返すようで辛かったけど、終わった後はスッキリ✨
家族との関係はかなり良くなり、イライラ・モヤモヤが治まって、ケンカはなくなりました!
ヒプノセラピーを受けてから約1年後の今。今度はヒプノセラピスト講座を受けることになるなんて…
そもそも、あのとき離島に飛ばなかったら…あの宿に泊まらなかったら…それ以前に、突然悲しみの感情が湧いてこなければ、ヒプノセラピーを知ることはなかった。
あのときの行動が今に繋がっていると思うと、たとえ悲しみの感情がスタートでも、直感に従って良いのだと思える。
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