2017年1月、HISの「●添乗員同行● 青い町シャウエンにも滞在!モロッコの誘惑 8日間 」に参加しました。こちらのツアーでは、カサブランカ、シャウエン、フェズ、エルフード、メルズーガ、アイトベンハッドゥ、マラケシュなど、8日間でたくさんの都市を観光することができます。モロッコ旅行は初めてでしたが、添乗員さん手作りのしおりが事前に送られていたので、安心して参加できましたよ。
全国各地、中には海外から参加の方も合わせて15名で観光。このブログでは、添乗員同行モロッコツアーの内容や見どころ、モロッコを観光する際の注意点などをまとめていきます。
モロッコ旅行のインフォメーション
ツアー参加に関してのルールや飛行機搭乗時の流れなど、細かく書いてくださったプリントをいただくことができました。内容を抜粋してご紹介します。
飛行機搭乗時の注意点
集合場所は成田空港第2旅客ターミナルビル3階の北団体11カウンター〈H.I.S. impresso〉前でした。19:50に集合。1人参加の女性が私以外に3人もいらっしゃいました。同世代の方もいて心強かったです。その他には母娘2人、ご夫婦、旅友同士の女性2人、男性1人など、この旅でしか出会えなかったであろう方々と共に旅をします。
パスポートと搭乗券を持って出発口へ向かい、セキュリティーチェックを受けます。税関は申告するものがなければ素通りです。免税店で買い物をすることもできますが、乗り継ぎのドーハ空港で再度セキュリティーチェックがあるため、注意が必要です。液体の持ち込みはできないので、購入しないようにしましょう。帰国時には成田空港で免税品の買い物はできないので、購入するものは事前に計画しておくと良さそうです。
搭乗後は機内食のサービスが2回あります。出発の1~2時間後と到着の1~2時間前が目安です。乗り継ぎのカタール・ドーハ空港までは12時間くらいのフライトがあります。他のツアー参加者さんとは必ずしも席が隣り合っているわけではありませんでした。添乗員さんの座席番号は事前に知らせていただけるので、何かあれば直接聞きに行くことができます。
機内で体調不良にならないよう、こまめな水分補給やお手洗いへ行く際に軽い運動をするなど、旅を楽しむために気を配りましょう。アルコールの飲みすぎにも注意です。
カタール・ドーハ空港に到着したら、人の流れに沿って進み、広い場所でみんなと合流します。黄色いクマのあたりが待ち合わせ場所でした。乗り継ぎ時間は各々自由に過ごすことができます。お土産を買ったり、カフェでお茶をしたり。他のツアー客の皆さんとは、まだあまり打ち解けていなかったため、お店で偶然会ったときになんとなく気まずかったことを覚えています。
ドーハ空港はかなり広く、飲食店がたくさんあります。飲食店を全て周ったときのブログ記事も置いておくので、参考になれば嬉しいです。
そして乗り継いでから約8時間20分、モロッコ・カサブランカへ向かいます。
日本とモロッコの時差
日本との時差は9時間で、モロッコが12時・正午のとき、日本は午後9時です。
通貨
通貨はモロッコディルハム(DH)で、補助通貨はサンチーム(CT)です(100CT=1DH)。2017年1月当時は1DH≒約¥13でした。大きなお札は街のお土産屋などで使いづらいので、あらかじめ両替所で細かくしてもらうのがおすすめです。
飲料水
お水はミネラルウォーターを購入して飲みましょう。街なかの売店やカフェ、ホテルのレストランなどで購入できます。ガス入りとガスなしの表記があるので注意。
トイレ
トイレは紙のないところが多いので、ポケットティッシュは多めに持っていると安心です。大きなホテルやレストランのトイレは比較的きれいですが、日本と同じようなクオリティを期待していると残念な気持ちになるかもしれません。
使用後のトイレットペーパーは水に流さずに、個室内に置いてある大きなゴミ箱に捨てましょう。
トイレチップの風習があり、トイレの前にいる方に1~2DHほど支払います。前払いと後払い、そのトイレによって違います。買い物のあとの小銭はそのために残しておくと便利です。
チップ
2017年当時に目安とされていた金額です。ホテルの客室清掃の方やポーターさんに対しては5~10DH。レストランやカフェ、バーなどは、合計金額の約10%。水売りや大道芸人と写真を撮ったときなどは5DH。
観光
・イスラム圏の国です。日本と比べると時間がゆっくり、ゆったりと流れているので、普段より気持ちを大きく持ちましょう!
・イスラムの女性は写真を撮られるのを嫌がる方が多いです。むやみにカメラを向けないように注意しましょう。景観や軍事施設などは撮影禁止だそうです。観光場所によってカメラやビデオ撮影、フラッシュ撮影がNG、カメラ持ち込み禁止の場所もあります。
・現地の方が一緒に写真を撮ろうと言い寄ってきた場合、撮影後にお金を要求される場合があるので、注意しましょう。
ホテル
・緊急時の避難ルートは必ず確認しましょう。
・地域やホテルによって、水やお湯の出が悪い場合があります。暖房の効きが弱い部屋もあるので、衣類などで調節しましょう。
・飲料用のお湯は、レストランやバーで貰えることが多いです。
モロッコから日本への電話
00(国際アクセス番号)+81(日本の国番号)+市外局番(最初の0はトル)+相手先の番号
でかけることができます。ホテルの電話機からかける場合は、別途付加番号が必要な場合があります。
治安
スリや置き引き、盗難などが多いそうです。貴重品は肌身離さず携帯するようにしましょう。(特にパスポート!!!)
健康管理
ツアー中は早朝出発、深夜到着、長距離移動など、疲労がたまりやすい環境です。そこから体調を崩す方もいるので、休めるときにはできるだけ睡眠をとるなど、体調を整えましょう。犬や猫、鳥など、動物には決して触らないように何度も注意されました。感染症などの恐れがあるからです。
1日目(2017年1月25日) 成田空港に集合
2017年1月25日
カタール航空を利用。
22:20 QR807成田発 飛行時間は約12時間10分 機内食2回
2日目(2017年1月26日) ドーハで乗り継ぎ、モロッコ・シャウエンへ向かう
2017年1月26日
4:30(現地時間)カタール・ドーハ着 お手洗いを済ませ、お土産を見るなど空港内をお散歩して搭乗時間を待ちます。
この間はまだツアー客と馴染めていないので、1人行動。お土産屋さんで偶然顔を合わせても、会釈するか気付かないふりをするか…(笑)
7:20 QR1395 カタール・ドーハ発 飛行時間は約8時間20分 機内食は1回?2回?忘れた
12:40 モロッコ・カサブランカ着予定がなんやかんやで遅れて13:27着。
入国審査にめちゃめちゃ時間がかかりました。日本円をモロッコディルハムに両替します。細かいお札にしないと街中で受け取ってもらえないことがあるので、伝えておくと後々便利です。ただし必ずそうしてくれるとは限らない。人によって違う対応をされることもあるかも。
14:30 カサブランカから大型バスに乗って青の街・シャウエンへ移動すること約6時間。
青い街・シェフシャウエンに到着。ホテルに着くころには真っ暗です。せっかくの「青の街」だけど、街灯が少なく、ほとんど何も見えません。ホテルから窓の外を見ると、うっすらと青い光に包まれた街の様子が見えました。
ホテルに着いたら夕食をとります。
ATLAS CHEFCHAOUEN(アトラス シャウエン)
シェフ シャウエンで宿泊する宿は「ATLAS CHEFCHAOUEN(アトラス シャウエン 旧:アトラスアスマー)」。丘の上の方にあり、シャウエンの街並みが良く見えました(暗かったけど)。添乗員さんから「お湯が出ない部屋があるかも」と言われていました。みんなドキドキしながら部屋へ。エアコンがつかなくて極寒の部屋があった。私の部屋だっけな?忘れたけど、変更してもらえた。
Rue Sidi Abdelhamid B.P.13 Chefchaouen
3日目(2017年1月27日) シャウエン観光後フェズへ向かう
青い街 シャウエン
8:00 朝食を済ませ、シャウエン観光&散策に出掛けます。メディナ、ハマン広場、グランドモスクなどをガイドしてもらいながら散策。昼食はシャウエン内のレストランでケバブをいただきます。このころにはツアー客とも打ち解けて仲良くなった女子4人で一緒のテーブルを囲みました。
13:00 フェズに向かいます。約4時間の道のり。雪が積もっている場所がありました。
17:00 フェズのホテルに到着
AL MOUNIA(アル・ムニア)
1泊して朝食を食べただけ。記憶がありません…。
60 BD Zerktouni Fez Morocco
4日目(2017年1月28日) 世界遺産・フェズ旧市街を観光
約3時間半、世界遺産・フェズ旧市街を観光します。ブージュルード門、ブーイナニア神学校、タンネリ、カラウィンモスク、王宮などを巡り、旧市街を見渡せるフォトスポットで映え写真を撮る。
昼食はリヤドレストランで選べるメニュー。
昼食後は約8時間かけて、エルフードへ向かいます。途中イフレンに立ち寄る。
SALAM ERFOUD(サラーム エルフード)
現在のホテル名とは異なるようですが、当時いただいた旅の資料にはこの名前で書かれていました。
5日目(2017年1月29日) サハラ砂漠で朝日鑑賞後、トドラ渓谷へ
朝日鑑賞のため、4時半出発。エルフードからメルズーガへ約1時間かけて向かいます。大型バスは降りて4WDに分乗になります。
日の出前の砂漠は冷え込むので、着脱できる暖かい服装が望ましいです。砂が入ってカメラの故障に繋がる場合があるので、ビニール袋などで保護をするよう勧められました。
サハラ大砂丘で朝日を観ます。希望者は別料金約¥4,000でラクダに乗れるとのことで迷わず乗りました。ラクダを選択しない方はどうやって行ったんだろう…?徒歩かな?
朝日鑑賞のあとはエルフードのホテルに戻って朝食をとります。
チェックアウトしたら今度はトドラ渓谷へ。あぁ、忙しい。移動のバスの中ではもちろん寝ることができますが、車窓から見える景色が新鮮で楽しくて寝ていられない!
トドラ渓谷を観光したあとはワルザザートへ。この日はワルザザート泊。
KENZI AZGHOR OUARZAZATE(ケンジィ・アズゴール)
6日目(2017年1月30日) 世界遺産アイトベンハッドゥ観光後、マラケシュへ
アイトベンハッドゥ
世界遺産・アイトベンハッドゥに向けて7時半に出発。約30分で到着し、1時間ほど観光しました。
アイトベンハッドゥは「アイット・ベン・ハドゥ」「アイト・ベン・ハッドゥ」などとも表現され、1987年にユネスコ世界遺産に登録された集落です。映画『アラビアのロレンス』『グラディエーター』など、多くの映像作品に登場する有名な観光地となっています。
9:00 観光後はオートアトラスを越えてマラケシュへ(185km/約4時間40分)
ティシカ峠ではアルガンオイル店でお買い物できます。
14:30 マラケシュ到着。
世界遺産・マラケシュ旧市街観光へ(約4時間)
クトゥビアの塔、マジョレル庭園、ジャマエルフナ広場、スーク、バヒア宮殿、メディナ、などを観光。
マジョレル庭園
マラケシュ自由行動プランもありましたが、こちらを選んだ方はいなかったように思います。
18時頃ホテルへチェックイン。
Les Jardins De L’Agdal Hotel&Spa
今回唯一のデラックスホテル。これまでは毎晩お湯が出るか、エアコンがつくかを気にしていたのですが、この日は安心して過ごしました。
こちらのホテルも名称が変わったようです。
7日目(2017年1月31日) カサブランカ観光
6:30マラケシュからカサブランカへ向けて、約240km、約3時間半の移動。
ハッサン二世モスク
10:00カサブランカでの観光はハッサン2世モスク。約15分観光し、カサブランカ空港へ向かいます。
14:00 QR1396 カサブランカからドーハへ出発。飛行時間は約6時間55分。
毎日の寝不足でかなり疲労がたまっており、食事も食べずに爆睡しました。通路側の席だったため、窓側の方が気を遣ってくれてお手洗いに行かず、我慢してくださっていたようでした。申し訳ない…
23:55 ドーハに到着。
8日目(2017年2月1日) 日本に帰ります
3:20 QR806 ドーハ発 約9時間40分かけて成田空港へ。
19:00 無事に成田空港に到着しました。ひとり参加の女性のみなさんと連絡先を交換し、また一緒に旅行をすることを約束(この年にまた皆さんと旅行ができるとは、この時はまだ知らない)。参加前はひとりで心細い気持ちでしたが、食事も観光も皆さんと楽しく過ごすことができました。
遠いモロッコに、人生の早い段階で来ることができて本当に嬉しかったです。心の中では「いつか…」と予測できない果てしない未来を思い描いていましたが、きちんと日程を決めて良かった。
いつか行きたい。いつか挑戦したい。そう思ったら、日程や期限を決めようとこの時に誓いました。決めれば必ず叶うから。
写真が大量にありすぎて整理できていないので、これからコツコツ追加していきます。
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