渓谷から熱湯と湯気が噴き出し、大地のパワーを感じられる「小安峡大噴湯」。秋田出身者ながら、そんな凄い場所があることを知らずに生きてきて、お恥ずかしい限りです。。今回は、小安峡周辺に泊まりたかった宿があるので、行きたい場所を詰め込んでひとり旅してきました!
一軒目は「稲住温泉」さん。そして、もう一軒は「旅館 多郎兵衛」さん。ありがたいことに、ブログへの掲載を許可してくださったので、館内の写真を撮らせていただくことができました。ありがとうございます!
今回は、泊まった宿と周辺の観光地やアクセスをまとめていきます。※紹介する商品・サービス・価格などは当時のものなので、変更されている可能性があります。
秋田湯沢ひとり旅1日目
JR奥羽本線で横堀駅へ
まずはJR奥羽本線に乗り、横堀駅へ向かいます。
1日目にお世話になるのは「稲住温泉」さん!ひとりで泊まるには、ちょっと高級すぎかな?と思いましたが、秋田県民の味方「県民割」を使って¥5,000引きで泊まれるので行くしかない。
稲住温泉さんは、事前予約をしておくと横堀駅までお迎えに来てくれます♡今回はネット予約で、備考欄に「横堀駅から送迎希望」と入力していたら、前日に確認のお電話をくださいました。
「道の駅おがち」でひとやすみ
送迎の時間まで余裕があったので、横堀駅周辺をお散歩♪まずは「道の駅おがち」へ。お土産屋やレストラン、観光案内所など、施設が充実しています。
シャワー室もあったので、旅人や長距離運転をされる方には、立ち寄り必須スポットなのではないでしょうか。
道の駅おがちは横堀駅から徒歩でおよそ15分の距離ですが、この日は35℃越えの猛暑日で干からびかけました…東京に住んでいた頃「秋田は夏も涼しそうでいいねぇ」なんてよく言われましたが、とんでもないことです。冬は鬼寒く、夏は鬼暑いのが秋田です。
道の駅でお水と男鹿の塩を買って、身体を潤しました。
「珈琲焙煎工房バルーガ」で遅めのランチ
送迎までまだまだ時間があったので、お茶でもしようかなと、Googleマップで検索したところ、JR横堀から徒歩約10分くらいのところに喫茶店を発見。道の駅おがちからも徒歩約7分と近そうだったので、時間までこちらで過ごすことに。
フッサフサにおがった(おがる・・・秋田弁で「成長する」「大きくなる」の意)(”フサフサに育った”と言いたかった)田んぼ沿いに歩くと、突如「旅人の道しるべ」という素敵な看板が‼
閉店まで1時間弱でしたが、飲み物だけいただこうと思い、入店したのが「珈琲焙煎工房バルーガ」さん。
飲み物だけ…と思っていたのですが、メニューを見たら、なんともおいしそうなランチセットが目に入り、思わず頼んでしまいました。
こちらは「三角プレッツェルのサンド」。パイのような不思議な食感で、中にはふわふわの玉子やベーコンが入っています。コーヒーはあまり詳しくないので、「酸味の少ないやつで」とオーダー。正直、コーヒーはあまり得意ではないのですが、飲みやすくて美味しかったです!セットのスープもホッとするお味で、幸福度の高い時間を過ごすことができました♡
内装はどこか懐かしく、落ち着く空間です。
ここでゆっくりしすぎて、気付いたら送迎時間!スーツケースを転がしながら、横堀駅まで走りました!!
稲住温泉に到着
のどかな田舎の景色を楽しみながら、バスに揺られること約20分。「秋ノ宮温泉郷 湯けむりの宿 稲住温泉」に無事到着しました!
送迎バスを降りると、すぐにお迎えのスタッフの方が来て荷物を持ってくださり、館内へ案内されました。靴を脱いで上がり、ラウンジに通され、ウェルカムドリンクをいただきます♡ドリンクは、温かいお茶と、冷たい何か(すみません、忘れました…)から選べ、温かいお茶に。
今回は県民割の手続きなど、記入する用紙がたくさんありましたが、お気遣いいただき、ゆっくりと記入することができました。書き終わると、館内を説明しながら案内してくださいます。普段はビジネスホテルに泊まることが多いので、こういったおもてなしを受ける機会は少なく、本当に嬉しく感じました。
稲住温泉の客室ルームツアー
この日泊まったお部屋は「水の坐」というエリアの2階にある、ふかふかベッドのツインルーム。ホテルの真っ白いリネンって、気持ちいいですよね♡2つのベッドがくっついてると、あいだに足を入れたくなるのは私だけでしょうか。
入り口から順に見ていきましょう。お部屋に入ると、まずクローゼットとミニバー的なコーナーが。
電気ケトルがおしゃれ。
クローゼットは、洋服や小物をたっぷり収納できそうな大きさ。連泊できるなら、ここにお気に入りの洋服たちをたくさん並べたいですね♡
取っ手がかわいい貴重品ボックス。どこもかしこも木のぬくもりが感じられます。
このフワフワのタオルを、可愛い湯かごに入れて、温泉に持って行くんだって♡思わずスキップしちゃいそう♪
作務衣と湯足袋。館内は靴を脱いで裸足で過ごせるので、解放感があります。
冷蔵庫を開けると、なんと無料のビールが‼「これ、無料で飲んでいいんですか?」と確認すると、「もちろんです。大浴場の前にも缶チューハイがあるので、そちらもお召し上がりいただけますよ。」と…。
さすがリゾート温泉宿、恐るべし。
扉を開けると、中はこんな感じ。ツインルームかと思いきや、奥にもベッドがありました。家族連れや、友達同士で泊まるのもいいですね。
テーブルの上には、お菓子が用意されていました。人気の「醤油マカロン」が、稲住温泉ラベルになっている!!そして、秋田銘菓の「もろこし」も。ルームツアーを終えたら、ゆっくりいただこうかな♡
窓際のデスクは電源が近くて作業しやすかったです。今回は裏テーマが「ワーケーション」だったので、PCを持ってきていました。が、PCを開いて早々にプレモルの誘惑に負け、結局十数分の作業でポンコツと化しました…
もしもワーケーションの「ワーク」がちゃんとできていたなら、デスクから見える素晴らしい景色を見ながら休憩したんだろうな。プレモルを開けた時点で、もうバケーションに振り切ろうと覚悟を決めました。
デスク横の扉は、バスルームに繋がっています。こちらもおしゃれな造り。
アメニティは、メイク落とし、洗顔フォーム、化粧水、乳液がそろっているので、スキンケア用品を忘れちゃっても安心です。その他、綿棒、ヘアブラシ、ヘアゴムもありました!
洗面所の横には、外の光が降り注ぐバスルームもあったので、万が一温泉に入れなくなってしまっても大丈夫!とはいえ、こちらのバスルームは温泉ではないので、せっかくなら温泉に入りたいですよね。体調をしっかり整えてきて良かった。
お手洗いも木のぬくもり溢れる落ち着く空間。あぁ、きれい、最高。水回りがきれいなだけで、ホテルステイは優勝確実です。
ひと通りルームツアーを終えたら、次は館内ツアーへ出掛けましょう♪(もちろんひとり)
貸切風呂
じゃーん!!こちらは楽しみにしていた貸切風呂!青々とした木々から抜ける風を感じながらの入浴。。極楽です。稲住温泉のある「秋の宮温泉郷」は秋田県最古の温泉郷と言われているのだとか。こんな贅沢をひとりで味わっちゃっていいのでしょうか。若干の罪悪感と戦いながらも、しっかり満喫いたしました。
湯上り処・山水
温泉の前には、広々としたお休み処。マッサージチェアや無料のドリンク、喫煙ルームなどがあります。
お風呂上りに嬉しいアイスも無料…!
枕処
こちらは好きな枕を選べる枕バー。ホテルの枕って私には高すぎることが多くて、朝起きると大体頭の上にある。だから、好きな高さと感触の枕を探せるのはすごーくありがたいです♡
浴衣処・花遊
色浴衣や作務衣などをレンタルできます。色んな柄・色・サイズがあるから、お気に入りの1枚が見つかるはず。
帯の結び方はYouTubeで調べました。
ライブラリー 月心
武者小路実篤らの作品を展示しているライブラリー。なにやら稲住温泉と縁があるのだとか。
落ち着いた雰囲気で、作品をじっくり読むことができそうです。喫煙所もありました。
夜鳴きそば
夜はラウンジが食堂へ変わります。
今回は素泊まりのため、お食事は夜鳴きそばのみ。しかし、これが美味しくて美味しくて。小腹の空いた夜中にはちょうどいい量で大満足です◎今回の予約は楽天トラベルを利用したため、秋田県民割の他に楽天ポイントも利用できました。通常¥17,650のところ、\11,150で宿泊でき、とってもありがたかったです。次回はお食事付きで予約したいと思います!!
【PR】湯けむりの宿 稲住温泉(共立リゾート)2日目
「こまちシャトル」に乗って小安峡へ
翌朝、7時頃にチェックアウトして、歩いて10分くらいのバス停へ向かいます。小安峡方面へ向かうシャトルバスに乗るのだ。乗用車タクシーが迎えに来てくれて、山道を進んでいきます。運転手さんのお話が面白くてあっという間。
乗客は私だけだったからか、「川原毛地獄」付近で「写真撮る?」と下ろしてくれました。マスクの中にゆで卵ぶち込まれたような強烈な硫黄のかほり。この先の滝は、水着で入れるようになっているらしく、夏は家族連れや若者で賑わうんだとか。温泉と混ざってあったかいんだって!
川原毛地獄撮影を終え、泥湯温泉を越えたら、ついに、小安峡のバス停に到着!道路を挟んで向かいは小安峡への入り口です。
「旅館 多郎兵衛」に荷物を預ける
バス停から10分ほど真っすぐ歩くと、「旅館 多郎兵衛」にたどり着きます。
宿の後方にモクモクと湯けむり?が上がっているので、すぐに分かりますよ。チェックインの時間まではまだまだ時間があるので、荷物だけ預かっていただきます。そして今回のメイン・小安峡大噴湯に向かいます!
と、旅館を出ると目の前に足湯が!これは入るしかない。
小安峡周辺には、たくさんの足湯コーナーがあるみたい。これだけで湯めぐり気分が味わえますね。
足湯に浸かってスッキリしたところで、地獄の階段を下っていきますよ。小安峡大噴湯へは、さっきのバス停前からも行けるんだけど、個人的には反対のこっちの階段から下った方が楽な気がする。
お―――――!!これだよ、これ!見たかった景色!湯気がもくもく。
「重右衛門 珈琲・雑貨舎」で休憩
某アニメ映画に出てきそうなメルヘンチックな建物。中に入ってみると、焼き物や雑貨などが販売されていました。カフェメニューもあるそうで、さっそく注文。
ケーキもコーヒーも美味しかったうえに、接客してくれたお姉さんが可愛くてタイプで幸せでした。
カップやスプーンが可愛い。コーヒー豆のような形のお菓子もついてきました。
「旅館 多郎兵衛」 の館内を探索
小安峡観光を終えて、宿に戻ってきました。たくさん歩いて足がガクガクなので、お部屋で休みます!
極力お部屋に入らないようにというご配慮からか、夕食なしのプランだからか、初めから布団が敷いてありました。早起きしたため究極に眠くて、さっそくお昼寝。。 の前に、気合い入れて客室ルームツアーをしていきましょう!今回は「和室12畳 中庭が見えるベランダ付」のお部屋です。
冷水ポットと電気ケトルが用意されており、すぐに喉を潤すことができました。冷水のポットがなんとも旅館っぽい。お菓子も美味しくいただきました。
洗面台には、大充実のアメニティ!
POLAのaroma essの化粧品たち。綿棒・コットン・カミソリ・ブラシなど、必要なものは全て揃っている!
歴史のある旅館だから、正直水回りの新しさは期待していなかったのですが(ごめんなさい)、想像以上に新しくて清潔な印象でした。
お部屋から見える中庭はこんな感じです。
クローゼットの中にはハンガー、浴衣、湯籠など。
コロンと可愛らしい湯籠。これを持って、館内の温泉を巡っていきます。
浴衣の他には足袋ソックスや袖口を止めるバンドが置かれています。なんて親切なのでしょう…。
部屋食
小安峡近辺のグルメも楽しみたいと思っていたので、今回は朝食のみのプランにしていました。が!車移動ができない私は、夕食はもちろんランチにすらありつけず、お腹を空かせながら布団に横になっていました。旅館のスタッフさんに聞いたところ、小安峡付近は飲食店が少ないんだとか。何か食べられるものはないか相談すると、ルームサービスのメニューがあることを教えてくれました。
そんなわけで、稲庭うどんをありがたくいただきました。美味しかったー!
温泉
温泉の写真は撮れないので、パンフレットの写真で失礼いたします。泉質はアルカリ性単純泉の源泉かけ流し。雰囲気の異なる湯船が5カ所あり、館内で湯めぐりを楽しむことができます。離れにある温泉は、外の風を浴びて景色を楽しみながら向かいます。
小安峡大噴湯でかいた汗をさっぱりと流しました。
3日目
朝食
昨夜は旅の疲れもあってぐっすり。朝食は宴会場でいただきます。ご飯のお供がたくさんあって、白米をガツガツとかき込んでしまいました。贅沢な時間だなぁ。
夏野菜のお味噌汁が美味しい!お料理は女将さんの手作りらしいので、愛情がこもっていて更に美味しく感じます。
こちらも楽天トラベル利用でポイントを使用。秋田県民割も使わせていただき、通常¥13,350のところ、¥8,150で宿泊できました。
秋田県湯沢市は魅力いっぱいだった♡
今回は秋ノ宮温泉郷と小安峡周辺を2泊3日で探索しました。その他にも、泥湯温泉や川原毛地獄など、もっともっと見たい場所が増えてしまったので、また次の機会に遊びに来ようと思います。
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