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【2023夏】片道切符の関西旅|初日

国内旅行
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「京都で会いたい人たちに会う」それを目的にした片道切符の旅が始まります。帰る日は未定。始まったばかりの1日目を記録します。

法事

出発の2日前に父の七回忌法要があった。旅に出る前に…と思っていて、母が予定を早めにしてくれたのだ。当日はただ父のことを思った。そこに感情はない。「行ってきます」の報告も特にしなかった。

母と夕食

パッキングが終わったのは出発の2時間前。家を出るのは21:30。一緒に住んでいる母がめずらしく「どこかに食べに行く?」と外食を提案してきた。

特別なときによく行くお寿司屋さんが近所にあり、そちらで夕食をすることに。本当に今日出発するのか?というくらい、普段と変わらない雰囲気で食事を済ませる。

高速バスで横浜へ

秋田→伊丹空港へのマイルが絶妙に足りず、京都までは東京を経由して行くことに。新宿着にしても良かったのだが、羽田空港に行くなら横浜着の方が近くて都合が良い。そのため、まずは秋田→横浜へ向かう。

夕食後、母にバス停まで送ってもらい、22:45発の高速バスに乗車。ラッキーなことに、隣の席が空いている!あいだにあるひじ掛けを上げて、上半身を横に。脚はギュッと折りたたんで、縮こまって寝た。

寝れない。眠れない。2時間起きにトイレ休憩。バスが減速すると目が覚める。夜行バスには何度も乗ったから、分かってはいた。熟睡など期待していない。

横浜で暇つぶし

翌朝8:45頃、横浜スカイビルのバス停に到着。初めて降り立ったその場所から、近くのカフェを探す。少し歩いた先にあるカフェプロントに入った。

横浜駅から羽田空港までは京急で約30分。昼前に出ることを決め、それまでプロントでブログを書くことにした。

そのときに書いた記事はこちら。
https://meg-trip.com/5214.html

秋田を出て感じたこと。それは、動いていると悩む暇がないということ。とにかく旅を続けなければという思いで、どうにか方法を探す。困ったら持っている知識を使ったり、誰かに頼ったり、とにかく身体を、頭を動かしている。悩んで落ち込んでいる暇なんてないのだ。

そんなデータが取れて、フムフムとひとり納得し、そろそろ出るかとPCをカバンにしまう。20kg弱のスーツケースをゴロゴロと引きながら横浜駅へ。エステティシャン時代に横浜店のヘルプに何度も来ていたから、懐かしく感じた。

羽田から伊丹へ

京急線は混んでいた。羽田空港行きだから、スーツケースなど大きな荷物を持つ人たちもたくさん乗っている。立ったまま30分揺られて羽田空港第1・第2ターミナル駅に到着。

国内線はANAに乗ることがほとんどだが、今回はJALマイルが貯まっていたことに気付いたため、JAL便で向かう。駅を降りたら右に進むところを、今回は左へ。

寝不足で吐き気。プロントではドリンクしか頼んでおらず空腹。でも食欲はない。

しかし、以前ムリなファスティングをしたときに吐き気と手の痺れがあったことを思い出して、少し食事をとることにした。

おにぎり2つと味噌汁のセット、580円。3口で十分だったけど、美味しかったから完食した。

食べ終わってゲート付近の充電できるシートに座っていると、JALカードの営業マンが話しかけてきた。無職だし、審査通らないと思いますよと伝えたが、「通るかどうかは分かりかねますが、申込みはできるんで(にこっ)」と言われ、申込みだけしてみた。目の前で起きたことに抗わない。サレンダーしてみた。

そんなこんなでイイ感じに暇がつぶれ、ようやく機内へ。

秋田発着の便はたいていプロペラ機だから、乗ったら空を眺めてドリンク飲んで終了。それが今回は羽田→伊丹だから機体がデカい。映画観れる。国際線かよ。

飛行時間は45分らしいから、映画は半分観れるかどうかというところ。寝不足だし寝てしまおうかと思ったが、『すずめの戸締まり』があることを発見。結局コンソメスープを飲みながら半分観たところで伊丹に到着。

伊丹から京都へ

京都に住む友人宅にお世話になるため、モノレールと電車を乗り継いで京都へ向かう。

関西は、秋田にないジメジメとした暑さがあり、東南アジアにあるどこかの空港に着いた瞬間のことを思い出した。心なしかニオイも異国のような感じがする。

モノレールと阪急線を経由して友人の住む街へ向かう。電車で向かいの席に座っていたおじちゃんが秋田では見ないお顔立ちで、民族の違いを実感した。『秋田顔』ってあるのよ、なんか。それとは違う、西日本の顔立ち。”異国”に来たんだな。

目的の駅で仕事帰りの友人を待つ。彼女とは秋田に来てくれた4月以来の再会。以前泊まらせてもらった部屋から新しい部屋へ引越し、新生活を送っている。彼女の大好きなものが詰め込まれた部屋でお世話になる。初日はご飯とお味噌汁、おかずとお酒を用意してくれていた。

2か月ぶりだが久しぶりの感覚はなく、いつも遊んでいるような距離感。近況報告、映画鑑賞、翌日の準備をして眠りについた。

2日目へ続く。

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